【独学】9ヶ月で確実に一級建築士学科試験に合格するために必要な情報をまとめてみた
そろそろ独立を考え一級建築士を受験しようと考えている人もいるだろう。一級も10年前と比べ受験者数は約半分(約2,6万人)にまで落ち込んでいる。しかし合格率はほぼ変わらない数値(12%)となっている。つまり以前よりも資格の難易度は増し、より受験の計画性は必要となってきている。そこで2017年度の一級建築士資格受験のために必要な情報をまとめてみた。
学科試験合格に必要な時間(目安)
資格学校が過去の受験者をもとに割り出した大凡の勉強時間
※一日平均5、6時間の勉強できる環境を想定
学科試験科目
- 学科Ⅰ(計画)20問 (基準点=11点)
- 学科Ⅱ(環境・設備)20問 (基準点=10点)
- 学科Ⅲ(法規)30問 (基準点=16点)
- 学科Ⅳ(構造)30問 (基準点=16点)
- 学科Ⅴ(施工)25問 (基準点=13点)
合計125問 (H27年度、合格基準点=92点)
合格には学科それぞれの基準点と全学科合計の合格基準点を超える必要がある。
構造と法規の学習に弱点を抱える受験生が多い。
試験日程
- 4月 受験申し込み
- 7月 学科試験
- 9月 学科試験合格発表
- 10月 製図試験
- 12月 製図試験合格発表
学科試験が7月と考えると少なくとも前年の11月までには勉強をスタートしたい。
資格学校か独学か
多くの一級建築士受験者が資格学校に通っている。以下の二つのうちのどちらかだろう。
- 日建学院
- 総合資格学院
資格学校に通えるお金と時間があるのであれば、最も手っ取り早く試験の準備ができるのは間違いないだろう。
独学
中には時間やお金の都合から資格学校へ通えない人も少なくないだろう。とりあえず僕も資格学校に行かないでの受験を考えているので、これからは独学を中心とした一級建築士の情報をメインで書いていこうと思う。
一級建築士になるための勉強方法
- 【最初の2〜3ヶ月】テキスト中心で基礎固め
- 【3〜9ヶ月】過去問問題集を3周繰り返す
定番の人気教材
【学科】構造
【学科】法規
ネットや書籍の情報を集めた結果、法規の点数が合否を左右する最も重要な教科だといえる。
井上 建築関係法令集 人気の理由
- 関連条文が載っている
- 横書き
- 線引き用のCD
- 巻末に出題頻度の高い条文のリストアップ
- 紙質が良い
- 文字が見やすい
建築基準法関係法令集 2016年版[平成28年版] (オレンジ本(横書き))
- 作者: 建築資料研究社,日建学院
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時間がかかるが着実に法規の点数を上げることができる。
【独学用教材】合格物語
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毎年前年度の11月から販売開始。
まとめ
とにかく一級建築士の資格取得には時間が必要であることは間違いない。資格学校に通おうが独学であろうが最終的に合否を左右するのはそれまでの勉強時間ということになるだろう。