日本であまり知られていない海外の建築家1 シーグルド・レヴェレンツ
シーグルド・レヴェレンツ Sigurd Lewerentz 1885 - 1975
スウェーデンの建築家
(上の写真はFlower shop Malmö)
古典的なデザインを得意とした建築家であり、日本でも有名なスウェーデンの代表的な建築家グンナール・アスプルンドとともに森の火葬場(ストックホルム)の設計に携わる。
主な代表作品にSt. Mark Churchなどがある。
日本ではアスプルンドを知っている人は多いがレヴェレンツとなると建築家でもほとんど知らない人もいるぐらいで、その認知度には差がある。しかし、その作品の完成度はアスプルンドにも引けを取らない。むしろヨーロッパではレヴェレンツの方が評価が高かったりもする。
a+u(エー・アンド・ユー)臨時増刊 シーグルド・レヴェレンツ ドローイングコレクション1+2 2016年 04 月号
北欧の建築家の特徴として素材の使い方の上手さが上げられるが、特にレヴェレンツは群を抜いて上手い。特にレンガの扱い方、目地や積み方によって創られるイメージを繊細にコントロールしている。St.Marksではガラスがフィックスでジョイントされ、外部からはガラスがそのままはまっているように見える。この手法は、今ヨーロッパで様々な建築家が参照している。
洋書
- Sigurd Lewerentz, Architect: 1885-1975 再販
- Sigurd Lewerentz PHAIDON Press
- St. Petri: Klippan 1962-66 (O'Neil Ford Monograph)